この記事のタイトル、「理想の爪先を追い求めるコメディ」って書きましたがなんだそれと自分でも思っていますこんにちは。
今回ご紹介するのは、中村すすむ先生によるタイトル通りに理想の爪先を追い求めるコメディ『ピカタの爪先』です。
『ピカタの爪先』は一言でどんな漫画?
理想の爪先を求める少年と、少年の求める謎料理を追求する少女とのすれ違い学園コメディ。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
ピカタの爪先 | 中村すすむ | 17ページ | 少年ジャンプ+ |
『ピカタの爪先』の超ざっくりあらすじ
変わり者を好きになってしまうタイプの工藤ゆきえは、学校内で常にはだして生活している変わり者・白石はじめに惚れていた。
ある日、ゆきえは先生とはじめが話しているのを盗み聞きし、その会話の中ではじめた「ピカタの爪先に憧れている」という事を知る。
イタリアの肉をソテーした料理であるピカタと爪先がどのような関係かはわからなかったが、ゆきえはその日から必死に勉強してピカタを作り、毎日はじめの下駄箱にこっそり作ったピカタを差し入れた。
それから数日後、はじめはとある女子生徒の話が耳に貼ってしまうのだが、その女子生徒によると「姉がピカタという変な料理を作るのに凝っていて、5日間連続で余り物のピカタを弁当に入れられて困る」というものだった。
居ても立っても居られなくなったはじめは、その女子生徒に詰め寄り、お姉さんの組と名前を聞き出し、急いでその組へと向かったのだが――。
『ピカタの爪先』のネタバレあり感想
17ページという短めな作品ですが、しっかり笑えてオチも好きでした。
表紙絵を見ただけだと一見知的なコメディなのかと思いますが、なんのことはない、料理である「ピカタ」と、かの偉大なる芸術家・ミケランジェロの作品「ピエタ」をはじめが間違って覚えてしまっていた――という内容です。
書いてしまえば本当にそれだけの内容なのですが、凄いのが「ピエタ」も「ピカタ」もあまり聞いたことがないものである点です。
もちろん、僕がしらないだけかも知れませんが、ほとんどの日本人がピエタとピカタを知っているとは到底思えませんので。
故に、描かれている事はすごぉくくだらないシンプルな勘違いなのに、なぜかちょっと知的で前衛的に見えてしまう不思議(笑
因みにですが、ピカタは作中でも書かれていたようにイタリア由来の西洋料理。
正直食べたことはありませんが、美味しそうです。
そしてピエタはミケランジェロによる彫刻作品で、十字架にハリツケにされた後に十字架から降ろされ、聖母マリアに抱きかかえられているイエスを現わした作品です。
いくつかの作品があるのですが、特に凄いのが「サン・ピエトロのピエタ」で、確かに写真で見るだけでもとんでもないクオリティです。
wikiにも画像が載ってますのでぜひ観てみてください。⇒ピエタ (ミケランジェロ)
『ピカタの爪先』を読んだ皆さんの反応
『ピカタの爪先』は理想の爪先を追い求める少年と料理を追求する少女のコメディ読み切り漫画
『ピカタの爪先』は、すごくくだらないのになぜか知的に見えちゃう不思議なコメディ漫画でした。
好きです、こういうシンプルなの。
シンプルで短いながらも、しっかり物語にも抑揚があって楽しめました。
そしてぜひこの『ピカタの爪先』を読んだ方は、ピカタを作ってみてください。
なんだかそんなに難しそうな料理でもないですし、レシピ(作中載ってるやつ)見る限り絶対美味しいだろ、と思える料理ですので。
まぁ、はじめクンが思っていたのはピエタなんだよな……。
『ピカタの爪先』がハマった方は、作者である中村すすむ先生をフォローして最新情報をチェックするのも忘れずに!
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