大型の機械を必要とするナノマシンによる臓器治療。
しかしそれをより自然な形で負担も少なく可能としたのが、人型をしたアンドロイドにその機能を搭載するという画期的な技術だった。
――というわけで今回は、そんな近未来の治療技術や機械と少女の感動的な絆を描いたないまぜあたかも先生による『機械仕掛けの約束』をご紹介します。
『機械仕掛けの約束』は一言でどんな漫画？
臓器治療用アンドロイドと少女との絆、そして予想出来ない怒涛の展開に驚かされる感動的SF読み切り。
この時点でもう読みたい！と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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| タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
| 機械仕掛けの約束 | ないまぜあたかも | 50ページ | 少年ジャンプ＋ |
『機械仕掛けの約束』の超ざっくりあらすじ
生まれつき心臓が弱かった少女・ダイアナ。
両親はダイアナの心臓を治療する手段として、臓器治療用ナノマシン搭載アンドロイドのアイザックを用いる事を選択した。
アイザックとダイアナとは一本のパイプで繋がれることになり、常に行動を共にする必要があるものの、大型の機械でのナノマシン治療をするよりも自然な形での治療が可能な革新的な技術であった。
アイザックとダイアナとが繋がり、治療を初めてか5年後――。
その日は珍しく軍人であるダイアナの父が屋敷へと帰ってきた。
ところが、久しぶりの父親とのディナーを楽しんでいる最中、敵国と戦争状態に入った、という臨時ニュースが流れ、敵国の飛行船が夜空に見えた。
そしてその夜、ダイアナが眠ってしまった後にダイアナの父はアイザックの元を訪れ、「何があってもダイアナを守って欲しい」とアイザックへとお願いする。
しかし戦争はすぐにダイアナとアイザックの運命を大きく変えてしまうこととなってしまい……。
『機械仕掛けの約束』のネタバレあり感想
二転三転する物語の展開がすさまじく、一気に読ませられる傑作でした。
そもそもの主役であるダイアナ嬢は可愛らしく、そのダイアナ嬢の心臓を治すべく常に付き従っているナノマシン搭載アンドロイドという設定も面白かったです。
なるほど確かにデカイ機械で寝たきりで治療するよりは、自由に動ける人型アンドロイドにその治療機能を担わせれば行動もかなり自由になりますからね。
うまいこと考えたものです。
そしてようやく心臓の治療も終わりそうな頃、久々に帰ってきたダイアナの父親に、ダイアナを守ってやってほしいとアイザックは頼まれます。
そんな約束をしたばかりなのに、ダイアナを連れて父親の見送りへと規則を破って飛び出したアイザックとダイアナは、敵国の爆撃に巻き込まれてしまいます。
――なんという早い展開！
その後ダイアナを助けるべく自らの心臓をダイアナへと移植したアイザックは、その行為が規約違反でもあった為に軍事用の戦闘ロボットへと姿を変えられ、戦場へと駆り出されます。
しかしそんな姿になっても、かすかに覚えているダイアナとの記憶……。
クライマックスでは、研究者の最後の優しさなのでしょうか、任務をリセットされることで解放されるアイザック。
軍事兵器の見た目のまま、アイザックは記憶だけを頼りにダイアナを探し求めます。
しかしもう100年近い年月が経っており、会えるわけはないのに――。
と思わせておいて、まさかのダイアナ登場。
なんとダイアナもまたほぼ身体を機械へと換装し続けることでロボットとして生きながらえているのでし。
そしてラストカットでは、アイザックを助ける為にダイアナはケーブルで心臓をつなぎ、治療するという完全に序盤とは逆転した形で再度繋がった2人が描かれます。
実に感動的です。
50ページほどとは思えない、物凄く詰め込まれた読後感もあたたかいSF読み切りになっていました。
ここまで怒涛の展開をしておきながら読み切りで収めた作者、本当に凄いと思います。
色々と考えさせられる作品でもあったので、ぜひあなたも読んで色々と思いを巡らせてみてほしいです。
『機械仕掛けの約束』を読んだ皆さんの反応
『機械仕掛けの約束』はアンドロイドと少女の時を超えた絆を描いたおすすめ読み切り漫画
すごく面白い作品で、さらになんとも深く考えさせられもする作品でした。
伏線回収も見事で、予想できない怒涛の展開もワクワクしっぱなし。
すごかったです。
もしまだ読んでいないのであれば、感動もできちゃうし深いメッセージもある素敵なSFになっているのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『機械仕掛けの約束』が面白かったのであれば、作者であるないまぜあたかも先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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