次第に失われていく視力と幼馴染への恋心、そして全てを胸に押しとどめたままの決別……。
今回ご紹介するのは、そんな切なく悲しい恋模様を描いた海野久遠先生による感動の恋愛物語『まぶしい光』です。
『まぶしい光』は一言でどんな漫画?
視力が失われていく病気にかかった少女と、医者を目指す幼馴染の少年との切なく甘酸っぱい青春恋愛物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
まぶしい光 | 海野久遠 | 54ページ | 少年ジャンプ+ |
『まぶしい光』の超ざっくりあらすじ
視力が次第に失われていく病気にかかってしまった千穂(ちほ)は、その日海岸で絵を描いていた。
すると幼馴染であり千穂が想いを寄せている太陽が通りがかり声を掛けてきた。
太陽は東京の大学の医学部へ進学することが決まっておる、2週間後に引っ越しを控えていた。
千穂は太陽に自分の視力の事は何も伝えず、また好きだという気持ちも伝えずに決別するつもりだった。
というのも、千穂は過去に一度、太陽たちが話しているのをたまたま聞いてしまったことがあり、その時に太陽は千穂のことを「好きとかではない」と言っていた。
それを「フラれた」と思っている千穂は、もう太陽に想いを伝えることはやめようと思ってしまっていたのだ。
――太陽の引っ越しも近づいてきたある日、また千穂が海岸で絵を描いていると太陽が通りがかり、声を掛けてきた。
太陽の優しさが疎ましかった千穂は、足早に立ち去ろうとするのだが、その時視力が低下していることで横断歩道の信号が変わったことに気付けず、車道に飛び出してしまう。
危うく轢かれそうになった千穂をつなぎ止め、太陽は千穂の視力が落ちている事を察してしまい――。
『まぶしい光』のネタバレあり感想
視力が失われていく……という非常に恐ろしい病気にかかった千穂ちゃん。
もうその状況を想像するだけで僕なんかは泣けてしまうのですが、太陽クンが名前の通り眩しくて救われました。
しかし千穂ちゃん、ちょっと被害妄想というか臆病になりすぎと言うか、ちょっとした太陽とクラスメイトの他愛ない会話を聞いてしまっただけでフラれたと思ってしまうなんて……かわいいです。
太陽クンと千穂ちゃんは最終的にはお互いが一番大切な存在だと気付き、太陽クンは医者として頑張って勉強し千穂ちゃんの目を治す事を誓い、千穂は視力が低下しようとも心にまぶしい光をたたえ太陽を待ち続ける――というとても美しいラストを迎えます。
ただちょっとだけ、できすぎ感がありましたが、じんわり感動できる素敵な物語であったことは間違いありません。
『まぶしい光』を読んだ皆さんの反応
『まぶしい光』は失われていく視力と、幼馴染への恋心を描いた青春恋愛読み切り漫画
視力が失われていく恐怖というのは、体験した本人にしかわからない、とてつもなく恐ろしい体験なのだろうと思います。
僕は祖母が視力を失くしてしまっていたので、その苦労と恐怖は少しだけわかるつもりではいます。
自分でそういった不安と戦うのには限界があって、あとはもう周りの助けであったり、この漫画の太陽クンのような存在が何よりも救いになるのでしょう。
ぜひ読んでみてあなたなりに考えてみて欲しい漫画でした。
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