「B.LEAGUE 2020-21 レギュラーシーズン最優秀選手賞 (MVP) 特別企画」として実施された、Bリーグ(知らない方もいると思いますが、日本のバスケットボールのプロリーグのことです)においてのMVP選手を漫画として描いた作品を今回はご紹介します。
バスケ好きではない限り、あまりBリーグの選手名まで知っている方は少ないと思うのですが、ぜひこの作品を通してバスケと、そしてBリーグに興味を持ってもらえればと思います(という思惑での企画だと思いますし)。
――というわけで今回ご紹介するのは、漫画が『帝一の國』古屋兎丸先生、原作が『1/11 じゅういちぶんのいち』中村尚儁という豪華タッグにより描かれた史実のバスケヒストリー『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』です。
『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』は一言でどんな漫画?
金丸晃輔選手がいかにしてMVPにも選出されるほどのシューターへ成長していったかの軌跡を描いた完全実話のバスケ読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語 | 原作:中村尚儁 漫画:古屋兎丸 | 44ページ | 少年ジャンプ+ |
『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』の超ざっくりあらすじ
今から20年前の福岡。
今では B.LEAGUE のトップ選手である金丸晃輔は、少しぽっちゃりとした体型の小学5年生だった。
晃輔は単にダイエット目的のためにバスケットボールを始めることになるのだが、始めたばかりの頃は練習が大嫌いで、NBA選手のプレイを真似するのが大好きなごく普通のバスケ好き少年だった。
しかし中学生になると身長はグングン伸び、ダイエットにも成功、すぐに福岡県のジュニアオールスターにも選出されるほどの腕前に。
さらに高校ではバスケの強豪・大濠高校へと進学し大活躍。
しかし晃輔は本当はもっとシュートを打ち、得点を取るポジションがやりたいという本音を隠していた。
ある日、そんな晃輔の本音を見抜き、シューティングガードとしての起用を前提にスカウトしに来た明治大学バスケットボール部のヘッドコーチ・塚本清彦と晃輔は出会う。
そしてその塚本との出会いが晃輔の運命を大きく変えることになっていくのだが……。
『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』のネタバレあり感想
豪華な漫画家タッグにより描き出される、金丸晃輔選手の実際のMVPを獲得するまでの軌跡を描いた読み切り作品で、これを読めば金丸晃輔選手がどのようにしてMVPを獲るに至ったかがわかります。
管理人の僕は、中学・高校はバスケに入れ込み、部長もやったことがあるので懐かしく読めました。
やはりね、バスケはこの漫画でも描かれていましたが、シュート決めてナンボですよ。
僕は学生時代は3ポイントシューターとして大活躍したので(と、記憶の中では美しく残されていますが実際はあんま覚えてないです)、ゴールネットを揺らすボールの音の快感はすごく共感できます。
3ポイントシュートの難しさを知っている僕が偉そうに言わせていただきますと、金丸晃輔選手の3ポイント成功率46.6%というのは、バケモンですね。
ざっと調べたら、NBAのトップ選手と同じレベルです(比較期間などが違う可能性もあるので参考までに)。
完全に世界で通用するやつです。
ただですね……。
漫画としてはあんまり面白くなかったです。
まず、どうしたって読み切り作品ですからページ数が少なすぎる。
そりゃ1人のトップ選手のそれまでの軌跡を小学生から描いていたら、ページ数なんていくらあっても足りませんし、やるとしたらこの作品のように超淡々と、足早に描いていくしかないですからね。
となると感情移入なんて出来るわけもなく、何より本来もう少しあって然るべきな物語の波のようなものも一切なく、ひたすらMVPを獲るまでに順調にいっちゃったようにも読めちゃうという悲劇。
そんなわけないのです。
もっと数え切れない苦労と挫折があって、ようやく掴んだMVPなはずなのです。
つまるところ、B.LEAGUE発の企画とはいえ漫画として面白いものとは言えず、元からのファンが喜ぶだけの作品になっちゃってる気がしてもったいないように思いました。
裏側で何があったかは知りませんが、本来は紆余曲折を盛り込んだドラマチックな漫画にもなったはずが、とりあえず幼少期からの軌跡を絶対にぶち込みたい謎の圧力によって淡々とした味気ないものになってしまった、オリンピックのような作品だなと思いました。
『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』を読んだ皆さんの反応
『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』はBリーグMVPプレイヤーの軌跡を描いたおすすめ読み切り漫画
安西先生! (おっさんになって運動不足気味なので尚更に)バスケがしたいです!
バスケ、楽しいんですよ。
めちゃくちゃ疲れるスポーツでもありますが。
なんだかバスケに打ち込んだ日々を思い出す作品ではありました。
ただ感想で書いたように、金丸選手紹介漫画で終始しちゃっていたのがすごく惜しい気がしました。
そういう企画での作品なので当然といえば当然なのでしょうが……。
もしまだ読んでいないのであれば、ぜひ読んでバスケに想いを馳せてみてください。
そしてこの『B.LEAGUE 2020-21MVP選手 金丸晃輔物語』が面白かったのであれば、作者である古屋兎丸と中村尚儁先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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