この読み切り作品のタイトルに違和感を覚えた人は、きっと僕と同じようなおじさん年代でしょう。
今でも大人気なバスケットボール漫画を代表する作品といえば、『SLAM DUNK』。
その『SLAM DUNK』がアニメ化された時の、オープニング曲だったのがBAADの『君が好きだと叫びたい』でした。
特に内容がバスケで共通しているとかいうわけではないのですが、おそらくは思いっきり意識したであろう『君が好きだと叫びたい』っぽいタイトルのドタバタ妄想ラブコメを今回はご紹介。
――というわけで今回ご紹介するのは、矢野としたか先生による『君が好きだと叫ばせたい』です。
『君が好きだと叫ばせたい』は一言でどんな漫画?
幼馴染の心の声が聞こえるようになってしまった少女の、幼馴染に好きだと叫ばせるためのドタバタ劇を描いた青春妄想ラブコメ。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
君が好きだと叫ばせたい | 矢野としたか | 38ページ | 少年ジャンプ+ |
『君が好きだと叫ばせたい』の超ざっくりあらすじ
家も隣同士の幼馴染である高校生の暦(こよみ)と此乃葉(このは)。
かつては結婚しようとまで言っていた仲だったのだが、最近は距離を置くようになり、特に此乃葉には暦の心の内がわからなくなってしまっていた。
その日も昔からの習慣で一緒に高校へと向かっていた2人だったが、此乃葉は天声神社という神社に寄り「少しは暦の心がわかるようになりますように」と願掛けする。
すると怪しすぎる神主が現れ、此乃葉にお守りを渡し去っていく。
高校へ到着した此乃葉は、暦から高校へ到着するのが遅れた事を叱責されたのだが、なんとその時暦の本当の心の声が聞こえるようになっており、暦が此乃葉の事を大好きで物凄く心配していたことも知る。
お守りの力で暦の心の声が全てわかるようになった此乃葉は、その日から暦の本音を聴きつつなんとか昔のように仲良くなれないかとあれこれ行動するのだが……。
『君が好きだと叫ばせたい』のネタバレあり感想
相手の心の声が聞こえてしまうというありがちですが面白い設定のラブコメで、意外だったのがその力を手に入れてしまうのが女の子の側だったことです。
こういうのって男子が女子の本音を聞いちゃって、エッチな妄想したり落ち込んだり……というのがパターンだと思うのですが、この漫画では逆。
故になんだか新鮮でした。
また、此乃葉ちゃんが勝手に自分の妄想で暦の言葉からエロいシーンを考えちゃうのも面白かったです。
ただ、ちょっと此乃葉ちゃんの妄想が頻繁だったのと、お守りも喋り出しちゃったりするので情報過多というかどこまでが妄想でどこまでがお守りの力なのか?と混乱してしまう感じもありました。
そしてなんと言っても終らせ方が巧かったです。
明らかに「物語がここから本格的に始まるよ!」という部分で終らせている。
ズルイ! うまい! 先が読みたい!
作者の矢野としたか先生は『おもいがおもいおもいさん』を連載していた漫画家さんで、その辺りの機微も心得ているのかも知れません。
そしてその作戦はしっかり成功していて、⇓に紹介しているTwitterでの反応などを見てもほとんどの方が「続き読ませろゴルァ!」と良い意味でフラストレーション溜まってます。
いやほんとにお願いします、続き読ませてください。
『君が好きだと叫ばせたい』を読んだ皆さんの反応
『君が好きだと叫ばせたい』は幼馴染の心の声に暴走しまくる乙女心を描いたドタバタラブコメ読み切り漫画
シンプルな仕掛けながらに、可愛い絵と女の子側が妄想暴走してしまうという展開で読ませるドタバタラブコメ。
ものすごくハッピーなオーラに満ちていてとても素敵な読後感でした。
果たして此乃葉はどれほど暦のことを想っているのか?
などの部分も明確に明かされていたわけではなかったので、とにかく続きお願いします。
――もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの心にささやかな笑いとアオハルエキスをもたらしてくれると思いますので、ぜひ読んでみてください。
そしてこの『君が好きだと叫ばせたい』が面白かったのであれば、作者である矢野としたか先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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