「好きです」と言うはずだったのに、口から出た言葉はまさかの「貸した漫画返してください!」……。
――今回ご紹介するのは、西村たまじ先生によるなんとも不器用で無表情な弁当屋の青年の、真っすぐでピュアな恋の物語『貸した漫画返してください』です。
『貸した漫画返してください!』は一言でどんな漫画?
弁当屋で働く青年のピュアで爽やかなBL読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
貸した漫画返してください! | 西村たまじ | 26ページ | コミックDAYS |
『貸した漫画返してください!』の超ざっくりあらすじ
弁当屋で働く大学生の青年・久保は、その日告白する決意をしていた。
しかし相手はデザイナーをしている元弁当屋の客の男性であり、あしらわれる可能性も高い。
それでも久保は勇気を出し、ちょっといいプリンを土産に買って想いを伝える相手、中原の住むマンションへと向かった。
中原の部屋の前で、「好きです」の四文字を繰り返し反芻していた久保だったが、いざ呼び鈴を押して中原の声が聞こえると、口から出た言葉は「俺が貸した漫画返してください!」だった。
好きですとは言えなかった久保だが、持ってきたプリンのおかげで少しの時間部屋へ上げてもらえることになる。
しばらく他愛ない会話をしながら漫画を読んだりして過ごしていた久保だったが、ふいに中原が「俺ゲイだから襲っちゃうよ~」と冗談っぽく言い出し、思わず驚いた久保は部屋を飛び出す。
まさかの奇跡的な展開。
一度家へ帰って作戦を練ろうと考える久保だったが、全ての荷物を中原の部屋に置いてきたことに気付き再び中原の部屋を訪ねる。
中原は、「変な事を言ってしまった」と久保に謝り、玄関先で久保の荷物を全て手渡ししてくれたのだがその時――。
『貸した漫画返してください!』のネタバレあり感想
とにかくひたすらに主人公の久保が可愛らしいです。
本当に無表情で何考えているかわからないのに、それをしっかり表情意外で感情がわかるように描いてあり、巧いなぁ、と思いました。
さらに散々好きですと練習して中原の部屋に行ったのに、全然違う言葉を叫んでしまう様もなんとももどかしくて面白かったです。
終盤、まさかの中原の逆告白を受け喜ぶ久保でしたが、それでも表情には出さずにいるところがまたまた可愛らしくて読んでいてほっこりします。
ラストカット、表情には出さなくとも、両手を上に挙げている久保の後ろ姿がなんとも嬉しそうで、よかったよかった。
総じてBL要素がありながらも、とても爽やかな読後感を得られる素敵な恋愛漫画でした。
『貸した漫画返してください!』を読んだ皆さんの反応
『貸した漫画返してください!』は無表情で不器用な青年のピュアで真っすぐな恋心を描いた読み切り漫画
久保くん、可愛かったです。
弁当屋で働く大学生という設定もまたリアリティがあって良いです。
26ページという短さながら、ここまでしっかり面白くて爽やかな読後感とか、なかなか凄い作品でした。
ぜひこの『貸した漫画返してください!』が楽しめた方は、西村たまじ先生をフォローしてチェックしてみてください!
先生自身がおっしゃるように、BLだからと敬遠せずに読んでみて欲しいです。おすすめ。
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