『ジョジョの奇妙な冒険』でお馴染みの荒木飛呂彦先生の短編集である『死刑執行中脱獄進行中』。
タイトルもインパクト抜群ですが、内容もジョジョ好きなら想像できるでしょうが、しっかり濃くてグロくて最高に面白いです。
僕はジョジョを実家に全巻買い揃えているほどにはジョジョファンなので、この作品もかなり昔に読みました。
タイトル | 作者 | 出版社 | 発売年 |
死刑執行中脱獄進行中 | 荒木飛呂彦 | 集英社 | 2011年 |
表題作である『死刑執行中脱獄進行中』で始まり、猫と人間との駆け引きが繰り広げられる『ドルチ 〜ダイ・ハード・ザ・キャット〜』、非常に恐ろしくインパクト抜群の『岸辺露伴は動かない 〜エピソード16:懺悔室〜』、幽霊となってしまった主人公が繰り広げる(この主人公が誰であるかはジョジョファンならわかります)不思議な小さな冒険譚の4つのエピソードが詰まっています。
ちなみにですが、『ジョジョの奇妙な冒険』を全く読んだことがなくても全然楽しめますので安心してください。
『死刑執行中脱獄進行中』を読んだら……
最高にハラハラする4つの短編で「流石荒木先生!」と拍手したくなります。
『死刑執行中脱獄進行中』が濃密なハラハラ感好きにおすすめな理由
『死刑執行中脱獄進行中』では、事件を起こし刑務所に入れられてしまう男の話が繰り広げられます。
ジョジョの荒木先生に刑務所を描かせたらそりゃもう怖くて濃厚で面白いに決まっています。
ジョリーンが証明してくれてますし笑 果たしてタイトルが意味するものは何なのか? 荒木先生の脳内どうなってんの?というようなトンデモ展開を是非楽しんでください。
次の『ドルチ 〜ダイ・ハード・ザ・キャット〜』では、人間と猫との手に汗握る駆け引きが展開されていきます。
人間と猫の手に汗握る展開?
と思うでしょうが、読めばわかります。 荒木先生、ジョジョ4部でも猫草出してきましたし、猫好きなんですね。
『岸辺露伴は動かない 〜エピソード16:懺悔室〜』は、今話題の『岸部露伴は動かない』シリーズからの一話。
このお話、僕は10年ぐらい前に読んだのですが、今でもたまにふと思い出しちゃう、それこそトラウマのようになっている結構ゾクゾク怖いお話です。
「お前の幸せの絶頂の時に……」という登場人物のセリフ、きっとあなたも震え上がると思います。 ポップコーンを見るだけで怖くなるかも知れません。
最後の『デッドマンズQ』は、幽霊となった吉良吉影が主役のお話。
ご存知ジョジョの4部で倒されてしまったラスボスですが、幽霊となった彼はどこかチャーミングで憎めないキャラクターになっています。
そんな彼が冒険する幽霊の世界は、とても魅力的で好奇心をくすぐられるものばかり。 吉良吉影独特の感性も見所ですし、狂気的な幽霊な世界もワクワクのオンパレードです。
――そんな素敵で怖い4つのエピソードが詰め込まれた『死刑執行中脱獄進行中』。
濃密なのは物語もそうなのですが、荒木飛呂彦先生の絵がご存知の通りそもそもめっちゃ濃密なので、余計に読み応えがあります。
僕がトラウマになりかけたレベルの濃密でハラハラが止まらない短編集、ぜひ読んでみてください。
『死刑執行中脱獄進行中』を読んだ方々の感想
まさにこの方が言うように、世にも奇妙な物語で実写化して全然おかしくないような内容ばかり。
あ、でもちょっとグロすぎるかも知れません。
高橋一生さん、出番です。
カイジなギャンブル心理描写も秀逸ですが、荒木飛呂彦の描くギャンブル系の駆け引きも最高にかっこよくて面白いのです。
売り切れがないのが電子書籍の強みィィィッッ!
『死刑執行中脱獄進行中』はジョジョファンもそうでない人にもおすすめな濃密でハラハラ感満載の傑作
荒木飛呂彦先生の天才っぷりがよくわかる『死刑執行中脱獄進行中』の魅力、少しでも伝わったでしょうか?
とにもかくにも読んでみないことには雰囲気も伝わらないと思うので、
タイトルの『死刑執行中脱獄進行中』がグッと来た!
ジョジョが大好き!
荒木飛呂彦が好き!
濃密で濃厚なストーリーが読みたい!
という方は迷わずチェックしてみてください。
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結構ガッツリ冒頭読めます。
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