化粧っ気もなく「オバケ」とまでクラスメイトに言われてしまっている女子高生。
しかし本当はポーチの中に沢山のコスメを持っており、家ではそれを眺めて癒やされる日々。
大好きなのに、使わない、使えない――。
――今回は、そんな複雑な女子高生の心情と、さらには謎めいた友人の葛藤も描いたむぎすけ先生による『ハイスクールランウェイ』をご紹介します。
『ハイスクールランウェイ』は一言でどんな漫画?
コスメ大好きなのにメイクをする勇気が出ない少女と、謎めいた雰囲気の少女とがそれぞれ本当の自分をさらけ出していくまでの感動の青春読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
ハイスクールランウェイ | むぎすけ | 58ページ | 少年ジャンプ+ |
『ハイスクールランウェイ』の超ざっくりあらすじ
高校では「オバケのはるかさん」と言われてしまっている、背が高くて暗い雰囲気の女子高生・化野はるか(あだしのはるか)。
化粧っ気もなく、爪もボロボロで髪もバサバサな状態で高校生活は送っているはるかだが、家では密かにコスメを眺めて癒やされるという不思議な趣味を持っていた。
そんなはるかには、同じ名前で同じ年齢のSNS上で仲良くなったハルちゃんという友人がいた。
今まではSNS上でやり取りをしているだけだったのだが、その日は突然ハルちゃんに「一緒に買物に行かない?」と誘われる。
勇気を出してハルちゃんと買い物に行くことにしたはるかは、初めて対面したハルちゃんの可愛さに感動し、すぐに打ち解けていく。
そして同時に学校でもプライベートでもメイクしていないことや、自信がないことも打ち明ける。
するとハルちゃんははるかに協力することを約束してくれ、はるかにオススメのコスメやメイク術を教えてくれるようになる。
――そんなある日、はるかは学校で普段からなぜかはるかに優しく接してくれる男子高校生・吉野悠(よしのゆう)が、ハルちゃんが使っているのと同じリップをポケットから落とす瞬間を目撃してしまい……。
『ハイスクールランウェイ』のネタバレあり感想
すごく丁寧に作られた、とても面白い読み切り作品でした。
さえない雰囲気のはるかが、徐々にお化粧スキルを高めていく様子や、謎めいた友人・ハルちゃんの謎が明かされていく展開もすごくワクワクドキドキできました。
ここ最近は、トランスジェンダーなどの多様性を重視したテーマの作品が急増していると思うのですが、この作品にもそういった要素が盛り込まれています。
しかしすごく自然に盛り込まれていたので、妙にそのテーマが主張しすぎることもなく自然に読むことができたのも上手いなぁ、と思いました。
しっかりと伏線も張られていましたし、不自然さもないのです。
そしてクライマックスでは、本当の自分らしさをしっかりと出したはるかとハルちゃんが、揃ってハイスクールランウェイを歩く――という完璧な結末。
2人が赤いリップを塗るシーンでの、リップの赤だけがカラーなのもなんともいい感じの演出でした。
全体的にとてもキレイにまとまっている、素敵な青春学園物語になっていたと思います。
『ハイスクールランウェイ』を読んだ皆さんの反応
『ハイスクールランウェイ』は本当の自分に気づくまでの葛藤と友情の青春物語なおすすめ読み切り漫画
今回はむぎすけ先生の 『ハイスクールランウェイ』 をご紹介しました。
丁寧に構成された物語と、驚きもしっかりある展開と、ときめく女心が素敵に描かれていてとてもキラキラした楽しい読み切りになっていました。
もしまだ読んでいないのであれば、きっと何かしらあなたの心にも響くものがあると思うのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『ハイスクールランウェイ』が面白かったのであれば、作者であるむぎすけ先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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