今や世界的な人気で知らない人の方が少ないんじゃないか?というレベルの諫山創先生による大人気漫画『進撃の巨人』。
僕もすごく好きで、夢に見るほどの影響を受けてしまっています。
いよいよ漫画では完結し、単行本も最終巻である34巻が発売されました。
僕ももちろん読んで、泣きましたね。
アニメのみで楽しもうと思っている方もいるはずなので多くは語りませんが、最高過ぎて震えました。
そしてアニメは現在FINALシーズンが放映され、前編は放映終了。
残す後編が2022年冬から放映されると告知されており、楽しみでたまりません。
――さてそんな『進撃の巨人』ですが、なんとデビュー前に諫山創先生がマガジンへと持ち込んだ読み切り作品が、無料で公開されていることをご存知でしょうか?
わずか19歳であった諫山創先生が魂を込めて描いた作品であり、今の進撃にも通ずる迫力やシビアな世界観などが既に見て取れます。
さらにはその作品のタイトルこそが『進撃の巨人』であり、今世界中でヒットしている進撃の巨人のプロトタイプであったこともわかります。
もしまだ読んでいない『進撃の巨人』ファンの方がいたら、これは勿体ないことなのでぜひ今すぐにでも読んでみてください。
※マガジンデビューへのリンクです。
『進撃の巨人』は一言でどんな漫画?
進撃の巨人へと繋がる貴重なプロトタイプであり、19歳当時の諫山先生のセンスが詰まった迫力あるダークアクション読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
※↓↓移動先サイトで読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
進撃の巨人 | 諫山創 | 65ページ | マガジンデビュー |
『進撃の巨人』の超ざっくりあらすじ
滅亡の危機を迎えている人類。
100年前に宗教科学団体が行った究極の自然保護活動、それが「人類駆逐計画」。
その計画によって巨人へと姿を変えた人間は、同じ小さな人間達を殺戮し、実に人類の8割が巨人によって殺された。
さらに、必死に人類は巨人へと抵抗するのだが、未だ一度も巨人に勝った例はなかった……。
人類は、自然を守るが故に決して樹木を破壊しない巨人の性質を逆手に取り、大木で囲んだ街を作りそこで暮らしていた。
――その町で軍の前衛兵として働いているむらくも二等兵は、実は巨人なのではないか?と仲間から疑いをかけられていた。
ある日、むらくもは仲間達に囲まれて、巨人の疑いが掛かっているから投降せよ、と命じられる。
囲まれたむらくもは、囲んでいる兵士の中に10年前に巨人に食われたはずの自分の父親が混じっていることに気付き、父親に勢いよく斬り付ける。
すると案の定斬り付けた父親の姿の兵士は巨人化を始め、みるみる大きくなっていく。
さらにはむらくもを取り囲んでいた他の兵士のうちの数人も巨人化。
街の中に突如現れた巨人を倒すべく、巨人だと疑われていたむらくも二等兵は決死の戦いを巨人に挑んでいくことになり――。
『進撃の巨人』のネタバレあり感想
もうほとんど連載された『進撃の巨人』と世界観は同じでした。
巨人誕生の事だったり、大木で囲まれた町であったり、細かな部分の設定は違えどもこの作品に描かれているのは確かに『進撃の巨人』でした。
これを19歳の諫山先生が持ち込み、もはや有名人の担当編集者である川窪慎太郎氏が『別冊少年マガジン』創刊に合わせ、「あの読み切りを連載用に広げてやってみないか」と持ち掛けたことであの世界的なヒットマンガである『進撃の巨人』が生まれたのです。
この読み切り版にも、連載で描かれた『進撃の巨人』に通ずる諫山イズムを至る所に感じます。
迫力満点なアングルをうまく捉えた描写、人物の感情がビリビリと伝わってくるような表情、決して簡単なハッピーエンドにはならない展開などなど、しっかりと連載の『進撃の巨人』へと受け継がれています。
そしてなにより、19歳の時の諫山先生が描いた――ということが凄いです。
主人公であるむらくも二等兵はクライマックスで期待通りに巨人化してくれますが、その姿はもう完全にエレンの操る進撃の巨人そのもの。
激アツ胸アツです。
若干混乱してしまうような部分もあったものの、進撃の巨人のプロトタイプとして凄まじい熱量とセンスの詰まった、貴重な読み切り作品となっています。
『進撃の巨人』は今の『進撃の巨人』へと繋がる諫山創先生デビュー前の幻の読み切り漫画
こんな貴重な読み切り作品が無料で公開されているとは知りませんでした。
どうやら2018年からマガジンデビューで公開されていたようです。
まさかこの持ち込まれた読み切りが、後に世界中を巻き込む大ブームを起こす作品になろうとは諫山先生も、担当編集さんも思わなかったことでしょう。
進撃ファンでもし読んでいない人がいたら、もったいないですからぜひ読んでください。
19歳の諫山先生の頭の中にはもうすでに僕らが愛してやまないあの壮大な世界観のタネがしっかりと存在していたのです。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください。
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