家も失い、恋人も失い、お金も失った男。
行き着いた先はホームレス。
空き缶を拾い、それをお金に変えて暮らす生活。
しかし男の生活は一匹の犬を助けた瞬間、大きく変わっていくことに……。
――今回ご紹介するのは、そんな行くところまで行ってしまった男の、喧嘩あり感動ありの三宅峻先生による読み応えある無料読み切り漫画『あきかん』です。
『あきかん』は一言でどんな漫画?
ホームレスになった男が犬との出会いで自身の運命が動いていく、喧嘩あり涙ありのアクションホームレス漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
あきかん | 三宅峻 | 40ページ | コミックDAYS |
『あきかん』の超ざっくりあらすじ
とある町のホームレスの集団に新たに加わることとなった男・オカジ。
モジャモジャ頭が特徴的で基本無口なオカジは、ホームレス仲間からは「厄介な新人が入ってきた」と疎まれていました。
しかしある日、不良が子犬をいじめている現場に遭遇したホームレス達は見て見ぬフリをしようとしたのですが、なんとオカジが一人で不良たちへ立ち向かい、一撃で一人を倒し子犬を救い出します。
子犬はオカジに恩を感じたのか、オカジについてきてしまい、仕方なくオカジは子犬を飼う事になります。
その出来事以降、ホームレスの中でも少し信頼されるようになったオカジですが、同時に殴り倒した不良たちの仲間から狙われるようにもなってしまいます。
ある日、オカジのいるホームレスの一団の元へ、多数の仲間を引き連れた不良たちが襲来しますが、そこはオカジがまたも強さを見せつけ、撃退に成功。
しかしその日、オカジはホームレスの一団の中で最も偉いシゲに「自分が何をしたかわかってるのか?」と大いに怒られます。
そしてまた別の日、またもやり返しにやって来た不良たちは、今度はなんとオカジの飼っている子犬を奪い、子犬を盾にしたままオカジに「とりあえず土下座しろ」と迫ります。
ホームレスの一団を巻き込んでしまっただけでなく、絆が芽生えていた子犬まで人質にされたオカジは果たして土下座をしてしまうのか?
――というようなあらすじです。
『あきかん』のネタバレあり感想
ホームレスにまでなり下がった男の物語ということでどんな物語なのかと思いきや、思った以上に勧善懲悪な盛り上がる面白い作品でした。
喧嘩最強な主人公オカジは常に頼もしく、不良が子犬をイジメているのを見かければ迷わずに助けに行く様はとてもかっこいいです。
もちろんそれはどんな不良が来ても同じで、常にまっすぐに立ち向かっていくので読んでいて痛快でした。
終盤、子犬を人質に取られてしまったオカジは、当然子犬をスルーしてボコボコにしてしまう事も余裕だったはずなのに、そこはリスクを取らずに土下座をします。
ここもまた漢らしくて最高でした。
ホームレスの長としてちょっと怖かったシゲさんも、最後にはオカジに加勢して皆で不良を取り囲むという、なかなかに胸アツな展開。
やはりこういう漫画の逆転劇は楽しいです。
ラストシーン、ホームレスの一団を自ら出ていくことを決意したオカジは街を歩いていると、途中ちょっとだけ説明のあった別れた女だと思しき女性とすれ違います。
オカジは気付きましたが、子犬に向けて「気のせいや」と呟きまた歩き出しますが、最後の1コマではすれ違ったその女性が振り返っているであろう姿が。
にくい演出です。グッときました。
ホームレスと喧嘩という不思議な組み合わせの読み切りでしたが、喧嘩も迫力ありましたし子犬も可愛かったし、最後もなんだか考えさせられる雰囲気でトータルでかなり読み応えのある面白い漫画でした。
『あきかん』は家も金も全てを失った男が犬との出会いで変わっていく、喧嘩あり涙ありのおすすめ読み切り漫画
ホームレスにまで落ちた男のとても読み応えのある読み切り漫画『あきかん』。
しっかり漫画のポイント押さえてるような展開で非常に面白かったです。
この設定のまま、ホームレス生活をもっと掘り下げて、さらにバトル要素も継続していけばかなり面白い連載物になるのでは?とさえ思いました。
明らかに主人公オカジはワケアリですし、もっともっと深く知って読みたい作品でした。
もしこの作品を読んで三宅峻先生のことが気になった方は、ぜひフォローして応援し最新情報をチェックしてみてくださいね!
↑↑三宅峻先生、22歳なんですね……若い……すごい……。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
無料で読むことができる読み切り漫画の特集記事も書きましたので、あわせてチェックしてみてください↓↓
コメント