今回ご紹介する無料で読める読み切り漫画作品は、藤あきなか先生による『バイオリウム』です。
この読み切りは一言でどんな漫画?
4つの物語で語られる、戦争がもたらす悲劇と美しい悪夢の物語。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、あらすじや感想を読んでいただいてから判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
バイオリウム | 藤あきなか | 84ページ | コミックDAYS |
『バイオリウム』の超ざっくりあらすじ
主人公「サアラ」の夢の中に現れる少年「ルシャ」。
二人の出会いは戦争中のとある小さな町だった。
サアラは色んな外の世界の話を知っているルシャに興味を持つ。
そんなある日サアラはルシャと時計台で一緒に星を見る約束をする。
ルシャのもとに行きたいと思ったサアラは単身町へ!
そこに鳴り響く空襲警報。
サアラとルシャの運命はいかに!?
『バイオリウム』を読んだ皆さんの感想
構成は美しい少女「サアラ」と少年「ルシャ」の話を4つの物語から紡ぐ話となっています。
1話がサアラの夢の中に現れるルシャ。
サアラに比べてルシャが幼く書かれているのは気になりました。
2つ目はサアラとルシャの出会いの話。
病弱で家から出たことがなく外の世界を知らないサアラと外の世界を知るルシャの邂逅。
そしてサアラがルシャに会いに一人で街に行き、空を泳ぐ魚こと飛行機から爆撃を受けます。
2話の題名が焼身蝶というのがサアラの運命を物語っていますね。
そして3話で再びサアラの夢の世界へ。
ここでサアラは自分の境遇を知ってしまいます。
題名の美しい悪夢はずばりの表現だと思います。
最後は4話でルシャがサアラを受け入れることを決心します。
そしてそのタイミングで目覚めるサアラ。
最後にサアラが目覚めて声をかけるところで終わるのも余韻が残っていいですね!
題名の「バイオリウム」が気になって意味を調べてみましたが、空間と生き物から生まれた新たな言葉のようです。
この他にも温室といった意味合いにあるようで、温室で育ったサアラと外の世界を生き物の魚や蝶で表現したかったのかなと思いました。
『バイオリウム』を読んだ皆さんのSNS上での反応
『バイオリウム』は4つの物語で語られる、戦争がもたらす悲劇と美しい悪夢の物語なおすすめ読み切り漫画
実に深い物語でした。
特殊な構成ではありますから、初見だと「え?」と戸惑うかもしれませんが、ぜひこの作品は繰り返し2回は読んでほしい作品です。
全容が見えて来た時、きっと作者のセンスに震え、そして感動すること間違いなし。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとあなたの想像力を刺激し、考えさせられると思いますのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『バイオリウム』が面白かったのであれば、作者である藤あきなか先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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