なんとなく描いてみたら評価され、なんとなく描き続けているうちに天才と呼ばれるようになり、そのまま大人たちに気を使われ続けて絵を描き続ける……。
一体それって楽しいのか?
本当にやりたいことなのか?
――今回ご紹介するのは、赤穂ゆうき先生による『水と油でかける橋』です。
絵画の世界で葛藤する少年と先生との交流を描いた作品ですが、全てのことにも通ずるとても深くて泣ける読み切り作品になっています。
『水と油でかける橋』は一言でどんな漫画?
天才と呼ばれた絵かきの少年と、自分の為にだけ絵を描く女性の、絵を通して築かれていく心温まる絆と感動のヒューマンドラマ読み切り。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
水と油でかける橋 | 赤穂ゆうき | 59ページ | 少年ジャンプ+ |
『水と油でかける橋』の超ざっくりあらすじ
かつて画家としての将来を期待された池田萌音は、ある日ひょんなきっかけから子供達の通う絵画教室の先生を任されることになる。
そこで萌音は天才と呼ばれ大人たちからチヤホヤされまくっている宮下怜央という少年と出会う。
常に100点といわれ続けてきた怜央の絵に、萌音は正直に90点代の採点をするのだが、それがきっかけで怜央と萌音は険悪になり、そしてムキになった怜央はひたすらに萌音に絵を見せるようになるのだが……。
『水と油でかける橋』のネタバレあり感想
ちょっと専門的な知識も必要そうな絵についての読み切りか?
と思いきや全くそんなことはなく、むしろあらゆることにも通ずる「本当に大切なこと」がしっかりと描かれているとても感動的な読み切りでした。
ひょんなことから絵画教室の先生となる萌音の過去の挫折も説得力があり、何よりそのブレない姿勢と優しさが本当に素敵です。
そして最初は露骨に嫌な子供感出ていた怜央くんも、萌音の作品を見てからの変わりっぷりは涙なしでは読めません。
萌音が怜央に「1枚でいいから自分のために絵を描いて」と言い、怜央が今までとは全く違う本当に描きたい絵を描いたシーン……あんなん泣くわい。
そしてそれが今までとは異なり佳作という評価を受けた点。
なのに怜央は清々しそうで、萌音もまた嬉しそう……。
さらにさらに、最後のページではこの読み切り作品の表紙となっている絵が、大人になった怜央と萌音との合作である事が明かされます。
素晴らしい。
そして美しい。
ぜひ多くの方に読んでみてほしい、傑作読み切りだったと思いました。
『水と油でかける橋』を読んだ皆さんの反応
『水と油でかける橋』は絵を描く事を通して気づいた本当に大切なことが描かれているおすすめ読み切り漫画
かなりきれいにまとまっていて、かつ感動的、かつテーマも普遍的で深い――というスゴイ読み切りでした。
もしまだ読んでいないのであればもったいないです。
きっとあなたの心にも爽やかな感動をくれるはずですから、ぜひ読んでみてください。
そしてこの『水と油でかける橋』が面白かったのであれば、作者である赤穂ゆうき先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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