不安定な感情が揺れ動くたび、轟く雷鳴――。
電気人間と呼ばれる人種のいる世界では、電気人間であることが発覚すると隔離されてしまう。
誰にも打ち明けられない秘密を抱えたまま、電気人間の少年と少女は屋上で出会った……。
――というわけで今回は、はくり先生による『感情の雷雷』をご紹介します。
『感情の雷雷』は一言でどんな漫画?
電気人間の少年と少女の出会いと葛藤、そして虐げられてきたことへの怒りを描いた電気ショックな読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
感情の雷雷 | はくり | 54ページ | 少年ジャンプ+ |
『感情の雷雷』の超ざっくりあらすじ
電気人間という、感情の起伏によって放電が置き、周りの人間を感電させてしまう人間が存在する世界。
電気人間であることが発覚すると隔離されて生きることになるため、男子中学生の相垣蒼(あいがきあおい)は自分が電気人間であることを必死に隠して学校生活を送っていた。
蒼が唯一安心できる場所は、廃墟となったビルの屋上だった。
そこには避雷針があり、感情を爆発させて放電が起きても吸収してくれるから。
その日も廃墟の屋上で過ごしていた蒼だったが、突然屋上へ女子中学生・万葉牡丹(ばんばぼたん)が泣きながら上がってきた。
さらにその少女は体中に電気を帯びており、電気人間であることもすぐにわかった。
最初は驚いた2人だったが、すぐに打ち解け、頻繁にその屋上で会うようになる。
そしてある日、牡丹は蒼を自分の家へと誘った。
ドキドキしていた蒼だったが、蒼は招かれた牡丹の家で想像も出来ない恐ろしい体験をすることとなる――。
『感情の雷雷』のネタバレあり感想
雷を帯びちゃう電気人間という設定が面白い作品で、作者は『幸色のワンルーム』なども連載しているはくり先生というだけあって絵もめっちゃキレイ。
物語は、バレれば隔離されちゃう電気人間の蒼と牡丹が出会い、恋愛漫画になっていくのかな?と思わせるような展開。
ところがどっこいドンガラゴロゴロ、予想したような展開にはなりませんでした。
牡丹が蒼を家へと誘い、「両親もいない」というイチャイチャフラグも立っていたので期待していたのですが、まさかの両親は亡くなっており、それを蒼のせいにしようと牡丹は目論んでいる事がわかります。
ちょっと唐突な牡丹ちゃんの豹変だったので若干面食らった感もありましたが、いきなり怖くなってしまった牡丹に対し優しいままの蒼。
そして解き放たれる蒼の本当の雷の力に興奮も最高潮。
しかしなんと牡丹は自らの放電をコントロール出来ず、そのまま身体を焼いて死んでしまうという最悪なバッドエンドに……。
牡丹との会話を思い出し、涙する蒼でしたが、それでも強くまた生きていかねばなりません。
ここから始まる、電気人間としての人生……。
読み切りで終わっちゃうのがもったいないような楽しい設定満載でしたから、いつか続きが読みたいなぁ、と本当に思います。
ただ、牡丹の豹変からの展開はおそらく賛否あるのではないか、とも思いました。
恋愛漫画として展開していくのもアリだったと思うのです。
しかしはくり先生があえて選んだこの展開……考えさせられる、マイノリティな人種同士でさえも分かり合えない世界。
人間って、難しいのです。
『感情の雷雷』を読んだ皆さんの反応
『感情の雷雷』は感情の起伏で雷を起こす少年少女を描いたおすすめ読み切り漫画
今回は『感情の雷雷』をご紹介しました。
電気人間というワクワクする設定に、予想を裏切る展開、そして解き放たれる凄まじい雷――と、色々な面白さの詰まった作品になっていました。
もしまだ読んでいないのであれば、きっとシビれるのでぜひ読んでみてください。
そしてこの『感情の雷雷』が面白かったのであれば、作者であるはくり先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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