医者、男子高校生、女子高校生、女流棋士、妊娠した妻がいる男……。
この5人が、「死ぬ人間一人を選ぶ」というとんでもなく恐ろしく、とんでもなくハラハラする究極の心理サスペンス。
――今回ご紹介するのは、そんな新感覚な駆け引きが楽しめる悠木星人先生による『5人の内、誰が死ぬか』です。
『5人の内、誰が死ぬか』は一言でどんな漫画？
それぞれの想いと人生を抱えた5人が「死ぬ人間を1人選ぶ」という究極の選択を迫られるダークでヒリつく極上の心理サスペンス漫画。
この時点でもう読みたい！と思った方はぜひ読んでみて下さい。
読もうか迷っている方は、この記事を読み進めて判断していただければと思います。
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| タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
| 5人の内、誰が死ぬか | 悠木星人 | 42ページ | 少年ジャンプ＋ |
『5人の内、誰が死ぬか』の超ざっくりあらすじ
無機質な密室に誘拐されて監禁された5人の人間。
そんな理不尽な監禁状態の中、5人に課せられたのは「5人の中から死ぬ人を1人選ぶ」というものだった。
その理不尽なルールに従わない限りは出ることができないと悟った5人は、それぞれの自己紹介を始める。
妻が子供を身ごもったばかりの男。
男女平等思想の希望になるべく奮闘する女流棋士。
来週に心臓の病気を持つ男の子の手術を控えた医者。
母子家庭で育ち、ようやく大学に合格し母に恩返しができるところだった女子高生。
そして、特に「死にたい理由」も「生きるべき理由」もない男子高校生。
――5人はそれぞれの抱えているものを話し合い、「死ぬ人間」を選んでいくのだが……。
『5人の内、誰が死ぬか』のネタバレあり感想
『カイジ』などの福本先生の作品にも通ずる、極限状態での心理合戦、最高です。
読み切り作品ですから長々とにらみ合いを続けるわけにもいかないわけですが、この作品は短い中にしっかりと要素を凝縮していてすごく上手くまとまっているなぁ、と思いました。
最終的には5人で選ぶのは、特に生きる意味も死ぬ意味もないと言っていた無気力男子高校生なのですが、おそらく読者もうっすらと「この高校生かなぁ」とか思っちゃったと思うのです。
しかし冷静に考えるとひどい話で、普通は選べません。
そしてあっさりと高校生を選んだ鬼な4人は、過去に何かしら悪いことをした者たちであることが判明し、さらに選ばれた男子高校生こそが主催者側の人間であったことも判明します。
そして、死ぬ人をあっさりと選ぶような罪人たちには次のステージ……本当の殺し合いが待っているわけです。
――贅沢を言えば、読者にも推理する為のヒントのようなものが欲しかった気もしますが、この短さでは流石にそれは難しいでしょうから限界ギリギリを攻めた構成だったのだと思います。
サクッと読めるのにしっかり心理サスペンスな面白い読み切り作品でした。
『5人の内、誰が死ぬか』を読んだ皆さんの反応
『5人の内、誰が死ぬか』は究極の選択を迫られる極上の心理サスペンスなおすすめ読み切り漫画
冷静に考えたら、「5人の中から死ぬ人を選ぶ」っていうデスゲームな題材を40ページちょっとの読み切りでしっかりまとめあげるってめっちゃすごいと思います。
やはりTwitterを眺めていても「シンプルで面白い」という意見が多いので、まとめ力と無駄削ぎ落とし力が超うまいんだろうな、と思います。
もしまだ読んでいないのであればもったいないですから、ぜひ読んでみてください。
そしてこの『5人の内、誰が死ぬか』が面白かったのであれば、作者である悠木星人先生を応援し最新情報をチェックしてみてください。
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