分断されてしまった大陸間を移動する、最大級の貨物船「イエローウォール号」。
当然、膨大な食糧や物資が積まれている貨物船なので、盗賊などから狙われる事はしょっちゅう。
その為に武器さえ持っていれば誰でも護衛に参加する事が出来、家出した兄を探しているヒロインであるネズミ耳のリサラナのような者も搭乗出来てしまっているのです。
――というわけで今回ご紹介するのは、そんなワクワクするような世界観とバトルシーンも満載の櫻井りょう太先生による獣人ファンタジー読み切り作品『イエローウォール号』です。
『イエローウォール号』は一言でどんな漫画?
砂漠を横断する貨物船で起きる争いと兄妹の絆を描いたファンタジー読み切り漫画。
この時点でもう読みたい!と思った方はぜひ読んでみて下さい。
面白そうかどうかの判断がつかない方は、この記事を読み進めていただければと思います。
※↓↓タップ(クリック)で読めます。
タイトル | 作者 | 本編ページ数 | 読めるサイト |
イエローウォール号 | 櫻井りょう太 | 36ページ | 少年ジャンプ+ |
『イエローウォール号』の超ざっくりあらすじ
大陸を分断している巨大な砂漠を、物資運搬の為に横断する巨大貨物船「イエローウォール号」は、皆からは「砂漠の宝船」と呼ばれていました。
当然物資や食料が大量に積み込まれているので、イエローウォール号を狙う盗賊などは後を絶たず、いつも危険と隣り合わせの運行でした。
ある日、家出をした兄を探しているというネズミ耳の少女・リサラナは、ろくでなしな兄はきっと荒稼ぎしようとイエローウォール号に乗り込んだに違いない、と考え自身もこっそりとイエローウォール号に乗り込みました。
リサラナはイエローウォール号の中で風格のある女戦士・ジャンナと出会い兄の行方について尋ねてみますが、全く消息は掴めぬまま。
消沈し、イエローウォール号の甲板で兄との思い出に浸っていたリサラナでしたが、その時突然爆発音が響き渡ります。
その音は、砂漠盗賊達がイエローウォール号を襲撃しに来た音でした。
パニックに陥り、すぐさま激しい戦闘へとイエローウォール号は突入します。
巨大な盗賊達の船が見え、大きな銃を持った巨人が降り立ち、イエローウォール号は爆発に包まれ……そんなパニックの真っただ中、リサラナはなんと盗賊団の方に味方し戦っている兄の姿を発見してしまいます。
なぜよりによって盗賊団側に兄がいるのか? 混乱するリサラナでしたが、目の前には巨大な銃を構えた大男が立ちふさがり……。
『イエローウォール号』のネタバレあり感想
ワクワクする世界観、ケモミミのカワイイ少女、濃密なタッチで描かれる世界、迫力ある戦闘――と、どこをとってもハイクオリティな読み切り作品で面白かったです。
それこそ先日亡くなってしまった三浦建太郎先生の1巻完結漫画『ギガントマキア』を真っ先に思い出しました。
絵の濃さなんかも割と似ていたように思います。
物語は、しっかりと「戦争は非情」である事が伝わる細かな描写もあり、兄が結局盗賊団に利用されていたのも説得力がありました。
普通に長期連載もできちゃいそうな内容でしたし、砂漠によって分断してしまっている獣人達が暮らす世界、面白そうです。
もっと長く読んでいたい作品でしたが、36ページでこれだけの読み応えですから、めちゃ凄いです。
『イエローウォール号』を読んだ皆さんの反応
『イエローウォール号』は砂漠の宝船での争いを描いた獣人ファンタジー読み切り漫画。
高い画力でワクワクが止まらない世界観、そしてケモミミガールとメカの戦闘……最高でした。
これはもう応援するしかありませんね。
ここまで読んでまだこの『イエローウォール号』を読んでいない方は、もったいないですからぜひ読んでみて欲しいです。
サクっと読めますし、ページ数以上の読み応えがあります。
そして、この作品で櫻井りょう太先生が気になった方は、ぜひ応援してあげてください。
直接支援も出来ますので、Twitterやpixivをチェックしてみてくださいね。
ブログ内で紹介してきた1巻完結・読み切り漫画の中から厳選した本気のおすすめ漫画特集、よければあわせて読んでみてください↓↓
コメント